私たちのビジョンは「教育でひとに力を。」です。

潜在能力を発揮する人が増えれば世界は変わる

「教育で人に力を。」でお伝えしたいこと

1 教育は、狭義には「モチベーション」を上げ、「知識・技術・情報を習得」させます。そして自分の能力と努力に対して応分の利益を得られる力を付与することです。

2 同時に広義には、教育は、

でもあります。
この「力」は「潜在能力」とも言えます。
潜在能力を開花させた人は、好奇心と知識欲に従って、自ら成長します。そしてより高い課題を解決して行くでしょう。
そういう人が増えれば、世界は必ず変わります。

3 しかし「モチベーション」「知識・技術・情報」、そして「力」を自己開発できる人は極めて稀です。ですから、それを身に付けられる環境とチャンスを用意する必要があります。

また「モチベーション」は「外発的」にではなく「内発的」に獲得することも重要です。「モチベーション」は他から与えられてもすぐに効果が切れます。しかし自分の中から湧きあがった場合は永続的に機能するからです(詳しくはこちら)。

同様に、自分で「学び」「気づかな」ければ、「知識・技術・情報」は身に付きません。ですから教育で最も重要なポイントは、

  • ①気づきが生まれる環境・土壌を作る。
  • ②本人が自分でその小道に入ってくるのを誘導する。
  • ③あとは待つこと

なのです。

研修会やカウンセリングで「仕組み」「システム」を重視するのはそのためです。

【事例1】トーマス・エジソンも「気づき」を誘導され天才発明家になった

トーマス・エジソンは小学校1年生の時に、余りに「なぜ」と教師に質問するので、3カ月で小学校を放校になりました。しかし母のナンシーはエジソンを責めず、まず物置を改造して彼の実験室にし、そして主に下記の3つのルールでエジソンに接しました。

  1. 無条件の愛情で包む
  2. 知的好奇心の発芽を摘まずに育てる
  3. 失敗を責めず、むしろ励ます

これによってエジソンは放校になったことを自分のハンデと思わずに済みました。
そして知的好奇心の赴くまま、自分で発明した活版印刷機で新聞を刷り、列車の中で販売し、稼いだ資金であらゆる実験を繰り返しました。
その結果、生涯に1300個の発明と技術革新を果たしたのです。

トーマス・エジソンも小学校を放校された後、母親が彼の発想を後押しする環境を作ったことで天才発明家になれた

【事例2】モンゴルの15歳の少女の夢

仮に辺境の少数民族でも「情報」という力を得れば、自分を生かす道を発見できる

モンゴルの15歳の少女は、牧羊で暮らしている家を出てウルムチの大学に行くことを夢見ています。
その後は企業に入り、家に仕送りをしようと考えています。

しかしご存じのように現在の中国は経済的には瀕死の状態で、中国最高峰の北京大学、精華大学を卒業しても40%程度しか就職できません。運よく就職できても給与は法定の「最低賃金」にも及びません。

彼女はそのことを知りません。中国共産党がマイナス情報を人民から隠蔽しているためです。
ですから少女が希望通りに企業に就職できても、望んでいる生活は確実に得られないでしょう。

彼女に足りないのは「知識・技術」ではなく「情報」力です。
むしろ牧羊業を継いだ方が、金銭的には決して楽ではないにしても、都会での孤独も他人から否定されることも、悲惨な貧困も味合わなくて済むでしょう。
しかし仕方ありません。彼女に限らず、周囲の大人全てが日本人の私たちでさえ知っている、中国の現実を知らないからです。

私たちは、日本から4000km離れた草原に住む彼女にも、「中国の現状」を知った上で生きる方向を決められる「情報の力」を身に付けさせてあげたいのです。