モチベーション・タイプの判定は「他己評価」で

SARCの診断は5人の「他己評価」によります。

実際にどういう刺激でモチベーションが上がるかは「SARCアセスメント」で分かります。正確に行うなら「正規版SARCアセスメント」をします。これは自分以外の5人に96問のアンケートへ回答してもらうものです。つまり「他己診断」です。

一方「他己診断」とは「自己診断」の反対で、要は本人以外の評価で分析する方法です。

具体的には、以下の流れです。

  1. たとえば仕事におけるモチベーションの場合は職場の同僚、上司、勉強の場合は学校の級友や先輩・後輩、家事の場合は家族や知り合いなどの5人に、96問のアンケートへ答えてもらいます。
  2. そしてアンケートをコンピュータ解析し、6ページの「SARCアセスメントシート」をアウトプットします。
  3. それを私たちのカウンセラーとご本人がそれぞれ事前に読みます。その上で、1対1の面談を行います。内容は自分のタイプに1番適した刺激は何か、具体的な目標設定、仕事や勉強の進め方、気持ちの持ち方はどうしたらいいのか、などに落とし込みます。

なぜ「自己評価」ではなく「他己評価」にこだわるのでしょうか。人は自分のことを意外なほど客観的に理解していません。「引っ込み思案」を自称する人が、周囲からは「積極的」と見られている例は数多くあります。

ですから「他己評価」で客観的な自分を知る必要があるのです。

簡易版「SARC」アセスメント

「簡易版」と「正規版」の違い

しかし「正規版」の前に、簡単でいいから自分のタイプを知りたい人もいるでしょう。そういう場合は「簡易版」SARCアセスメントをしてみてください。以下の「質問票」と「判定表」をダウンロードして自分で答えるものです。

「正規版」は96問に5人の他己評価で答えるので合計480問です。それが各5段階評価ですから、合計2400通りの判定になります。

その点「簡易版」は16問を1人が答えるだけです。もちろん自分について誰かに答えてもらえば信憑性は上がります。しかしそれでも16問ですから「正規版」よりも精度はかなり落ちます。

それでも「簡易版」は60%くらいの精度はあります。(「正規版」は95%です)。ですから参考にはなりますし「SARC」のイメージはわかるでしょう。

SARCアセスメントの正規版は、5人の回答者が96問に5段階で答えるものです。

「簡易版」SARCアセスメントで自分のモチベーションの概要を知る。

以下の方法で実施してください

  1. 「質問票」「判定表」をダウンロードする
  2. あまり考えずに直感的に「質問票」に答え、選んだ番号に○をつけて行く
  3. 終了したら「判定表」に沿って計算し、点数を出す
  4. 点数に従って、自分のタイプを確認する
  5. 自分のタイプのボタンをクリックして、自分のモチベーションの特性を知る